庄部谷山(856.1m) ★ひとこと 「新庄からブナ林尾根経由庄部谷山を経て粟柄林道へ」 ★行った日 2018年10月14日(日) 晴 単独
★コース
高槻4:37(名神)=京都東IC(湖西道路、R161、R303、新道、R27、県道213、粟柄林道)=6:56粟柄林道黒谷出合(自転車デポ)7:04(粟柄林道、県道213)=7:14新庄巡視路P7:27→8:11鉄塔E 8:16→9:04癒しの森9:12→稜線出合9:23→10:12(856.1m)庄部谷山10:48→稜線出合11:22→P877 11:42→12:15(583.3m)黒谷山(昼食)12:40→鉄塔A13:02→13:44粟柄林道黒谷出合(自転車ゲット)13:50(粟柄林道、県道213)==(自転車3.9km)==14:10新庄巡視路P14:18(県道213、R27、新道、R367、府道40、府道38、R171)=高槻17:50 秋の彼岸も過ぎ、そろそろ冬枯れの季節が近づいてきたので、終盤を迎えた青々と茂る爽やかなブナ林を楽しもうと庄部谷山だ。新庄からまだ未踏の巡視路でブナ尾根へ登り、庄部谷山を踏んで黒谷山経由粟柄林道へ下る計画だ。美浜から新庄方向へ南下、松屋を経て粟柄林道に入り、心配した台風後遺症もなく黒谷出合到着、チャリンコをデポして往路を新庄へ戻り、どんぐり倶楽部手前の空地に駐車だ。 車道から巡視路に入るとすぐに火の用心マークがあり、急な道をちょっと登ると林道のような広場だ。植林帯の急なプラ階段が現れ、炭焼窯跡もある谷筋をしばらく登り、やがてトラバース気味に広葉樹の尾根筋に上がり、明るい道を登ると鉄塔Eだ。さらに尾根を巻くように緩やかに登ると展望豊かな台地に建つ鉄塔Fだ。足下に鳥かごのような新庄変電所、丘陵地帯を経て美浜の彼方に敦賀湾が広がっている。急坂にはプラ階段が設けられた広葉樹の尾根をひたすら登り続けるとブナ林の広がる平地、小川も流れる癒しの空間だ。下りの場合は小川の下流へも踏み跡?があるので要注意箇所だ。登山口からここまでの標高差500メートルの上り一辺倒の急坂が、きょうのコースで最もしんどい頑張り所だ。勾配のゆるくなった踏み跡のない広葉樹の森をしばらく登ると稜線出合の大木だ。目印も道標も踏み跡もないすっきりしたブナの森を、所々にある倒木を避けながら進むと広葉樹に杉の混じるP804だ。このピークで西尾根コースと合流するはずだが確認できなかった。東へ少し下ってから登り返し、食傷気味のブナ林を登ると庄部谷山三角点広場だ。山頂の見晴しがよくないので北尾根をちょっと下ったが、帰りがしんどそうなので倒木のある岩頭で引き返しだ。岩頭からは樹間から敦賀半島の西方ヶ岳がちょっと見える程度だ。 (新庄の巡視路入口) (杉林のプラ階段を登る) (広葉樹林帯に入る) (平地の癒しの森) (癒しの森に流れる小川) (咲き残るキタヤマブシ?) (淡い木漏れ日の庄部谷山頂上) (岩頭から引き返す) (敦賀半島の西方ヶ岳(右)) 10年前に初めて訪れた際、測量隊の人々がP795へ向う尾根道を通っていたが、風車建設が沙汰止みになったのは幸いだ。P795ルートを背にして往路を稜線出合の大木まで戻り、さらにカツラやブナが林立する林をなだらかに下ると鉄塔C、Dを経てP877だ。この尾根は昨年通っているので、油断して広葉樹林尾根をぶらぶらと南下、途中で別の尾根に入ってしまいあわてて修正して進み、ヤセ尾根もある稜線を南下すると、地肌の露出した展望ピークだ。一旦下って登りかえすと絶景の黒谷山だ。丁度見頃を迎えた銀色の穂波の揺れるススキ群が点在するピークから、正面に大御影山手前の野呂尾の頭、左に三国山、右に雲谷山が屏風のように望め、さらに正面手前に積雪期に大御影山に登る際の通過点の山、松屋地蔵大権現岳(P597)が鎮座している。陽光を浴びて昼食後、急な砂地の細稜線を下る。この稜線をそのまま進まず、途中で急な斜面を左へ下りP384をめざす。岩稜もある尾根を下り、鉄塔Aで巡視路を左に分け、枝尾根を選びながら下る。ツバキの硬い枝が尾根をふさぐ分岐で尾根間違いを頻発、絶壁の行止りから引き返しつつ、やっと見覚えのある尾根端を下る。大岩の傍の大型檻横を通って少し進むと粟柄林道出合だ。セオリー通り、上りの尾根はしんどいだけだが、下りは間違い易いので要注意だ。黒谷出合でチャリンコをゲット、下りの快適サイクリングで新庄へ帰りついた。帰りは、湖西道路の休日渋滞を忌避してR303から鯖街道(R367)に入り、大原から京都市内を経て一般道で3時間半もかかってやっと帰阪。 (稜線出合の大木まで戻る) (ブナ林をなだらかに下る) (鉄塔C、D) (ヤセ尾根を下る) (黒谷山手前ピークを南下) (黒谷山から大御影山を望む) ★道で出会った花 |