小津権現山(1157.8m)

 

★ひとこと   「林道登山口からブナ尾根を経て展望豊かな小津権現山へ」

小津権現山頂上の祠


★行った日   2019年11月2日(土) 晴 単独

★コース

 高槻4:45(名神、北陸道)=木之本IC(R303、県道268、林道)=7:24林道登山口P7:40→9:10△956 9:19→Ca1039 9:56→10:33(1157.8m)小津権現山11:14→Ca1039 11:42→12:07△956(昼食)12:32→13:23林道登山口13:33(林道、県道268、R303、R417、県道53、R365、R421)=八日市IC(名神)=高槻17:28

 ここしばらく秋らしい晴天に恵まれて久しぶりに奥美濃の山だ。小津三山南端の小津権現山には、藤波谷から北尾根を、花房山から東尾根を、残雪期にふじはし観音から西尾根を登っているが、今回はじめて小津から登る南尾根だ。木之本ICから走りやすいR303を東進、横山ダムから南下して高知川沿いに県道を遡ると小津だ。集落の白山神社にも登山口があるが、杉谷林道を遡ると約30台駐車可能な林道登山口だ。
 鳥居形の登山口からミズナラ主体の広葉樹林帯をなだらかに登ると岩石が点在するP568の緩斜面だ。やがてブナ林に変わった幅広尾根をジグザグに登り、標高900付近で色付き始めたカエデやブナ林を頑張って登ると明るい切り開きの△956(高屋山)だ。急登はここまで、尾根方向を西から北に変えて、ピークを越え、Ca1039峰を正面に見ながらブナ尾根を下る。△956を振り返りつつCa1039を越え、巨木のブナもある急坂を登りきると二等三角点のある小津権現山頂上だ。白山神社の祠が祀られた山頂広場は西側は灌木帯だが東側はほぼ180度の展望台だ。天気は良いが遠方はぼーっとして白山は霞の彼方、奥美濃の山々はじめ花房山へ続く稜線が招いているようだ。

  (小津権現山の林道登山口)  (ミズナラやブナ樹林帯を登る)   (岩石点在のP568)

 (ブナ林の幅広尾根を登る)  (標高900で色付き始める)      (明るい△956)

  (Ca1039へ稜線を登る)     (△956を振り返る)    (色付き始めた小津権現山)

   (ブナの急坂を登ると山頂) (小津権現山の白山神社の祠)  (山頂から花房山を望む)

                  (小津権現山から東方を望む)

 西側の展望を求めて、東尾根のP1068まで行こうとしたが小薮に覆われた急坂のロープ場のため戻りを考えて中断、今度は北尾根を少し下ったがこれも樹林帯で眺望ゼロ、西尾根はなだらかだが藪が酷く残雪期専用だ。西側見晴しをあきらめて下山開始、陽光に映えるブナ林を下り、Ca1039から振り返ると小津権現山を中心として、左に残雪期ルートの西尾根、右に花房山ルートの東尾根が両翼を伸ばした美しい姿だ。△956で暖かい日差しを浴びて定番の昼食、静かなひと時を過ごす。標高900を切ると青みを増した広葉樹林帯のなかを往路通りに下り、順調に登山口帰着だ。まだ早かったので帰りは関ヶ原から鈴鹿山脈東麓を南下、R421で八日市を経て名神で帰阪した。
 ブナ林の黄葉をめざした山旅だったが少し早過ぎたようだ。標高1000以上では陽光に映えるブナ林が素晴らしかったが、カエデなどの紅葉はもう少し先?だ。4方向から小津権現山へ登ったが、残雪期のふじはしルートは除いて、杉谷林道からのルートが最も楽に登れるようだ。

    (山頂を後にする)        (稜線を下り始める)      (陽光に映えるブナ尾根)

                (Ca1039から東西に伸びる稜線を振り返る)

 (△956北のピーク付近を下る)(△956で日を浴びつつ昼食)    (ブナ林尾根を下る)

(樹間から北の雷倉(左)を望む)      (樹林帯を下る)          (林道登山口帰着)

★道で出会った花(見かけず)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  美濃広瀬、樽見、横山、谷汲

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