第34日目(66番雲辺寺〜70番本山寺)
★巡拝寺名
66番雲辺寺寺 67番大興寺 68番神恵 69番観音寺 70番本山寺
★ひとこと 「雲辺寺を越え涅槃道場の讃岐平野に入る」
66番雲辺寺山門 66番雲辺寺本堂 66番雲辺寺大師堂
雲辺寺参道に並ぶ羅漢 雲辺寺からの下り遍路道 田園地帯で顔をだしたツクシ
遍路道の丁石 67番大興寺山門 大興寺境内のカヤノキ(右)
民宿の岡田さんからおにぎりのお接待を頂いた上、見えなくなるまで見送ってもらいました。佐野集落の徳島道をくぐり抜けた辺りから急斜面の遍路道となり、フーフー言いながら汗だくで登り、約1時間余りで三角寺から来た道と合流して舗装林道となります。雪の残る雲辺寺境内をうろうろしていると汗が冷えて寒くなって来たので早々に下山し始めました。電波中継所の左から山道に入りますが、整備された道で律儀に丁石が残っています。下る途中でパラッときましたが、山を下ると日もさしはじめ県道240にでて、のどかな田園風景のなかを丁石に導かれながら大興寺に向かいました。 67番大興寺本堂 67番大興寺大師堂 路傍の丁石仏
琴弾公園前三架橋 68番観音寺本堂 68番観音寺大師堂
69番神恵院大師堂 琴弾公園銭型 財田川堤防で仙台のNさん
70番本山寺山門 70番本山寺五重塔 70番本山寺本堂
67番大興寺一帯はうっそうとした自然林に囲まれ、天然記念物の推定樹齢1200年のカヤノキの老木をはじめ沢山の大木が茂っています。階段を登ると本堂や大師堂があり、ここでおにぎり昼食にしました。しばらく田園の中を歩くが大半は街中を歩きます。観音寺市までの間に、お菓子屋さんの娘さんが走って追いかけてきて饅頭を頂いたり、電気工事のために交通整理をしているオジサンから現金を頂いたりしました。ものを聞いてもすごく親切に教えてくれたりと、四国の人は皆非常に遍路に優しいことを痛感しました。 琴弾公園では効率よく68番観音寺69番神恵院を済ませて銭型を見に展望台まで上がりました。この辺りから道連れになった若いNさんと共に財田川の堤防伝いに70番本山寺に向かいました。Nさんは仙台在住の法科の院生だそうで司法試験を狙っているそうです。将来の弁護士さん頑張れと言いたいです。 財田川堤防を歩いていると遠くから優美な70番本山寺の五重塔が見えます。本堂は国宝で本尊は珍しい馬頭観音だそうです。お寺の向かいの旅館に泊りましたが、大学卒業の最後の記念に自転車遍路をしている大阪泉南の娘さんも泊っていました。3月は大学が休みのため学生遍路も目に付きます。
●銭型 有明浜の白砂に描かれた銭形平次でおなじみの「寛永通宝」は、東西122メートル、南北90メートル、周囲345メートルもある巨大な砂絵で、琴弾山頂上から見ると綺麗な円形に見えます。一般には、寛永10年(1633年)藩主、生駒高俊公を歓迎するために一夜にして作られたと言われ、他に類を見ないものといえます。この銭型を見ればお金に不自由しなくなると言われています。
★納経帳 66番 67番 68番 69番 70番
★ルート断面図
★地 図