荒川東岳(3141m)荒川中岳(3083.2m)赤石岳(3120.1m)
★ひとこと 「鳥倉林道から小河内岳、荒川岳を経て赤石岳へ(3)」
水場周辺から赤石岳を望む
8月6日下山時撮影
★行った日 2013年8月5日(月) 曇一時小雨 単独
★コース
(3日目)
中岳避難小屋5:10→6:13(3141m)東岳6:23→7:28中岳避難小屋7:41→(3083.2m)中岳7:49→荒川小屋分岐7:55→8:36水場8:45→8:59荒川小屋9:06→9:45大聖寺平9:51→10:39休憩10:10:52→11:43(3081m)小赤石岳11:49→椹島分岐12:12→(3120.1m)赤石岳12:39→赤石岳避難小屋12:45
3日目は東岳(悪沢岳)ピストン後赤石岳へ行くだけだ。昨夜は一晩中強風が吹き荒れ小雨もぱらつく荒天だったが、今朝はガスは相変わらずだが風もだいぶ収まってきたので東岳へ出発だ。サブザックだけなので身体が軽くなった感じだ。
小屋を後にして稜線を東へ下る。道端の花を踏まないように進みP2973から急なヤセ尾根を下る。鞍部から急な岩場を標高差で200メートルほど登るとなだらかになり、すぐ先の丘が岩礫の積み重なった東岳だ。前回のように晴れていると山頂およびたどってきた稜線は最高の展望、撮影ポイントの連続だ。東岳山頂では一瞬青空が顔をのぞかせ、中岳へ続く稜線も姿を見せた。きょうは山岳美を誇るコースだが、殆んどガスとの縁が切れない一日だった。中岳避難小屋まで戻り、中岳を経て前岳の手前の鞍部から左へ分岐だ。分岐から赤石岳までは翌日の画像を記載。カール地形の西側山腹を下り、前岳の南側山裾で花畑だ。保護柵の扉を抜けるとシナノキンバイ、ハクサンイチゲ、クロユリが満開だ。2ヶ所、保護柵を通り抜け、ガレ場の稜線を下ると小沢の水場だ。ここで1日分の水を汲み、なだらかにハイマツ帯を下る。
(強風の中東岳へ稜線を行く)
(もうすぐ東岳山頂) (東岳山頂で一瞬の晴れ間)
(東岳から稜線を下る)
(岩稜から中岳を望む) (岩稜を下る)
(中岳避難小屋へ戻る)
(中岳山頂) (赤石岳分岐を左へ)
(カール地形山腹を下る(8/6)) (保護柵内は花盛り(8/6)) (ただいま満開(8/6))
(ガレ場の斜面を下る(8/6)) (最初の小沢が水場(8/6))
(水場付近から赤石岳(8/6))
晴れていれば正面に赤石岳を眺めながら下るのだが、ガスに閉ざされたダケカンバの森の急坂を下ると荒川小屋だ。ここで冷えたジュースを一気飲み、ダケカンバの森の急坂を登り、県境尾根の東側の水平道をしばらく南下すると広い台地の大聖寺平だ。小渋川ルートを右に分け、だまし平台地の東側裾を登り、小赤石岳稜線に上がる岩礫の急坂をジグザグに登る。しばらく花の多い稜線をたどると小赤石岳だ。ピークから一旦下って椹島(さわらじま)を左に分け、ひと頑張りすると赤石岳だ。この辺りから眺める荒川三山が絶品だがきょうは駄目。ポツリときたので避難小屋へ逃げ込んだが、午後は降ったり止んだりのさえない天候だ。山頂付近には営業小屋がないので今夜は超満員、バーナーを出すのもままならず、お湯をもらってレトルト夕飯、交互方向の雑魚寝だ。ただし、雑魚寝の場合はシュラフの方が便利なのは新発見だ。小屋のご主人は人柄円満、奥様のハーモニカ演奏やご主人の二軒小屋の紅葉パフォーマンスで雰囲気づくりだ。3日連続で屋根をたたく雨音を聞きながら・・・。
きょうは山岳風景抜群のコースだったがガスに覆われ通し、山並みを想像するだけだ。前岳下の花畑は素晴らしく、クロユリの群生など、広大な斜面全体に咲き乱れる黄や白の草花が素晴らしかった。
(小木帯をなだらかに下る(8/6))
(荒川小屋到着(8/6)) (トラバース道から振り返る(8/6))
(水平道を行く(8/6))
(大聖寺平(8/6)) (大聖寺平を振り返る(8/6))
(だまし平と小渋川山峡(8/6))
(小赤石岳へ稜線を行く(8/6))
(小赤石岳山頂)
(赤石岳へ稜線を行く(8/6))
(赤石岳から振り返る(8/6)) (赤石岳山頂)
(赤石岳避難小屋)
(ご主人のパフォーマンス)
(奥様のハーモニカソロ)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 塩見・赤石・聖岳
・2万5千分の1地形図 赤石岳
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