雨のなか合羽をつけずに傘だけさして出発。大型トラックの水しぶきを浴びながらR56を一生懸命に歩く。内海町に入った所の柏郵便局で軍資金をおろす、徳島市、安芸市に続いて3度目です。柏で国道と別れ遍路道を探して少しうろうろしてから小雨の中を柏坂越えにかかる。傘をさしながらの登坂は疲れる。御荘町のコンビニで買った食料を柳水大師で平らげ荷物を少しでも軽くしました。柏坂越えは450メートルもあって高く、その上霧がかかり意外に時間がかかりました。柏坂越えの展望所からの宇和海の景観は素晴らしいらしいが今回は真っ白で想像するより仕方ありませんでした。大門からはまた国道です。
少し歩いて津島で焼肉定食を平らげる。松尾峠への旧国道は意外に砂利トラがよく通り、トンネルを通過すると砕石場や採石の現場が続き、所々廃棄物もあってお世辞にも環境のよい歩き易い道とはいえませんでした。
R56に合流後は宇和島市内まで何の変哲もない道を歩くが、これが非常に長く感じました。宇和島市街が近づいたところで若い20歳位の多分モルモン教と思われる宣教師に話しかけられました。彼はユタ州出身で宇和島の教会で研修中だそうです。英語と日本語チャンポンの八十八ヶ所遍路の話しなど大変興味深げでした。宇和島市内に入ったとき一瞬日がさし宇和島城の天守閣が輝いたのが印象的でした。