六甲全縦二日間 1(塩屋〜三宮)菊水山(458.8m)横尾山(312.1m) ★ひとこと 「六甲全縦二日間(塩屋〜三宮)展望と常緑樹の尾根歩き」
★行った日 2018年1月14日(日) 晴後曇 単独
★コース 山頂から乾いた雑木林の稜線をしばらく進むと横尾山だ。ここから東山までの風化した花崗岩の尾根が少し大げさな名前の須磨アルプスだ。高度感はあまりないが滑るとただでは済まないので、注意深くアップダウンを繰り返し、最後に馬の背の尾根を渡ると東山の台地だ。要所に梯子や足場があるので誰でも安全に通行可能だ。東山から須磨アルプスを振り返ると一見、戸隠の蟻の塔渡を思い出させる風景だ。東山から妙法寺へ向って下り、横尾の住宅地で六甲全縦の道標を見失うが再発見、表示通りに進み、おじさんが世話をしている数匹の野良猫がたむろしている雑物置き場を通り、阪神高速と地下鉄をくぐって住宅地を下るとまだ笹飾りのとれない妙法寺前だ。きょうのコースの最低鞍部の妙法寺小学校前交差点を横断、住宅街を表示通りに右左折を繰り返すと高取山登山口だ。急な常緑樹の稜線が続き、途中で意外に近い横尾の住宅団地越しに横尾山を振り返りつつ尾根を進むと荒熊神社、その上が高取山三等三角点だ。近くの展望ポイントで昼食後、高取神社を迂回して月見茶屋から山道を下り、巨大な土石流堰堤前を通って住宅地を下ると鞍部の鷹取橋東詰交差点だ。ここから神鉄の鵯越駅までアップダウンを繰り返しながら丸山町の街中を緩やかに上っていくが、きょうは順路なので道標が見易く道迷いは少なかったが、逆路の場合はよほどの注意力が必要だ。それでも道標を見誤り迂回して鵯越駅にやっと到着だ。 (東山から妙法寺へ向って下る)(阪神高速や地下鉄を横切る) (妙法寺の前を通る) (高取山三角点) (高取神社) (巨大な土石流堰堤前を下る) 鵯越駅横から整備された山道に入り、巨樹の森を東進すると鳥原川沿いの林道出合だ。林道を北上、浄水施設を過ぎると林道ゲートだ。すぐ先で山道に入り、15年前に降りたことのある今は廃駅の菊水駅跡の下を通過、石井ダム堰堤を左に見て鳥原川を渡り、神鉄の菊水山トンネルの上を通ってしばらく登ると菊水山登り口だ。ここから標高差約200メートルの急坂だ。右手にゴルフ場を見ながら、時刻もおしてきているので残りの力を振り絞って大汗をかいて頑張り、やっと菊水山山頂だ。休憩もそこそこに有馬街道越えの天王吊橋めざして稜線下りだ。以前訪れたときに吊橋が工事中のため鈴蘭台へ大迂回したのがよい思い出?だ。有馬街道の車列を見ながら天王吊橋を渡り、疲れた身体に鞭打って登り返し、暮れなずむ神戸港俯瞰の展望ポイントの鍋蓋山だ。朝から歩いてきた山稜が西方の霞んだ夕暮れの空に浮かぶ姿が感慨深い。ヘッデンの世話にならずに下りたいので急いで出発、稜線を早足で下り、大竜寺の遥拝もそこそこに山門を通り過ぎ、市ヶ原に向う。生田川の河原を渡って林道へ上がると午後4時半、なんとか明るいうちに下れそうだ。久しぶりの布引ダムもそこそこに、街の灯りが目立ち始めた三宮市街が眼下に広がる布引展望台だ。遊歩道を下り、新神戸駅から地下鉄、JRで順調に帰阪した。 (鍋蓋山三角点) (夕暮れに霞む歩いてきた道) (白斑の道を大竜寺へ下る)
★地 図 |