六甲山(931.1m)白水山(771.7m)


★ひとこと   「筆屋・魚屋道で六甲最高峰経由高山植物園を経て白水峡へ」

六甲最高峰の電波塔

★行った日   2024年4月1日(月)  晴   単独
 
★コース

高槻6:43(名神、中国道)=西宮北IC(県道82、県道98)=7:40有馬温泉瑞宝寺P7:45→瑞宝寺公園入口7:58→8:31展望デッキ8:41→魚屋道出合9:05→10:00一軒茶屋休憩所10:05→10:15(931.1m)六甲最高峰10:30→西おたふく山分岐10:46→極楽茶屋跡11:14→ガーデンテラス11:34→11:48六甲高山植物園13:03→極楽茶屋跡13:26→14:01一軒茶屋休憩所14:11→白水道分岐14:22→14:54(771.7m)白水山15:01→船坂谷分岐15:13→展望所15:41→県道登り口16:05→白水峡墓園前BS16:09→16:30有馬温泉瑞宝寺P16:45(県道98、県道82)=西宮北IC(中国道、名神)=高槻17:53

 桜の便りも届き始めたので、六甲高山植物園にて一括して早春の山野草の花見だ。有馬温泉瑞宝寺Pを起点に筆屋道・魚屋道で六甲最高峰を経て六甲高山植物園を訪問し、白水峡へ下山の計画だ。晴れの登山日和だが平日とあって殆んど車のとまっていない広大な駐車場(600円/平日)を利用して出発だ。
 駐車場から瑞宝寺公園の矢印に従って、道端のほころび出した桜を眺めながら生垣の多い道を朝日を浴びてしばらく進むと瑞宝寺公園入口だ。京都の伏見城から移築した旧瑞宝寺の山門をくぐり、紅葉名所でもある園内をぶらぶら行くと筆屋道入口でもある癒しの森案内標識がある。雑木林疎林帯の爽やかな道を渡渉を繰り返しながら南へなだらかに進む。花穂のぶら下がるキブシもある谷筋を、何回か砂防堰堤を迂回したりしてしばらく進む。最後に急な丸太階段を登ると、展望デッキから足元の瑞宝寺公園の先に北摂の山里が広がり、その彼方に有馬富士や霞む北摂の山々が望めた。丸太ベンチもある癒しの森を過ぎ、倒木の堆積した整備中の谷筋を右下に見てしばらく進み、砂防ダムを過ぎて急坂を登ると魚屋道に合流だ。格段に歩き易い道となり、高木も現れる笹原林床の尾根道をなだらかに進み、標高800m付近で迂回路の尾根道を登る。

   (有馬温泉瑞宝寺P)        (瑞宝寺公園入口)        (旧瑞宝寺山門)

 (モミジで有名な瑞宝寺公園)      (筆屋道を行く)   (渡渉を繰り返して沢沿いを行く)

 (整備中の癒しの森を行く)  (丸太階段を上ると展望デッキ) (展望デッキから北を望む)

 (丸太ベンチもある癒しの森を行く)   (魚屋道に合流)      (ジグザグに高度を上げる)

    (高木の茂る道)      (標高800m付近で迂回路へ)  (笹原林床の尾根道を行く)


 旧登山道の崩落部を過ぎて元の道に戻り、しばらく陽光を浴びて爽やかなほぼ平坦な尾根道を過ぎ、改良された石畳の道を進むと一軒茶屋の休憩所だ。小休止後、林間の階段道を頑張ると六甲最高峰三角点広場だ。陽光に輝く山頂広場は爽快だが、見晴しはいまいち、北の北摂や南の大阪湾も霞の彼方だ。山頂でゆっくり道草をくってから六甲全縦路を西へ向かう。全縦路は稜線に沿って進むので距離は短いがアップダウンがあるので、景色はよいがドライブウエーよりしんどい道だ。一軒茶屋から極楽茶屋跡を経てガーデンテラス(旧凌雲台)経由六甲高山植物園東門まで、4kmを1時間半かかってやっと到着だ。平日なので人もまばらな植物園に入り、春の芽吹き前のまだ枯葉色の園内を歩き始める。カタクリ、ミズバショウ、キクザキイチゲなどが満開を迎え、その他早春の草花が咲き誇っていた。

   (新しい石畳の道を行く)     (一軒茶屋の休憩所)       (六甲最高峰)

    (霞む大阪方面)          (ハンノキの花穂)      (稜線をたどる六甲全縦路)

(爽やかな六甲縦走路を西へ)     (極楽茶屋跡)      (湾岸を眺めつつ全縦路を行く)

  (ガーデンテラスを西へ)      (六甲高山植物園東門)      (群れ咲くカタクリ)

 (鮮やかなオオバキスミレ)   (陽光に輝くユキワリイチゲ)   (芽吹き始めた水芭蕉)

 植物園滞在を1時間15分で切り上げ、車道を東へ戻り始めた。植物園から一軒茶屋まで4kmだが車道はアップダウンが少ないので楽、1時間で戻って昼食は省略、休憩所にて軽食だけで出発だ。白水峡へ下るべく、鉢巻山手前から崩落した旧道に入り、西宮市と神戸市の市境標識の立つガードレールの切れ目から、白水道の笹藪っぽい尾根道を下る。かつてもっと歩き易かったが踏み跡が見えないくらいに笹が生い茂った、ヤセ尾根もある尾根道を下ると白水山だ。三角点は北が切り開かれた笹原に囲まれた小空間だが、北摂方面はあいにく霞の彼方だ。しばらくヤセ尾根の急坂を下り、途中で船坂谷を右分け、急な尾根を下り続けると、砂岩尾根の展望所だ。北方の山間には切り開かれた白水峡墓園が望め、その彼方に北摂の山里が広がっている。庭園のような小松の点在する美しい尾根を下り、雑木林の二次林に入ると白水峡の絶壁の上だ。時々峡谷を覗き込みながら絶壁の縁を辿るように下り、最後になだらかな雑木林をしばらく下ると県道に飛び出す。左へ2、3分で白水峡墓園前BSだ。1.5kmほど県道を有馬温泉方向へ戻ると芦有道路の交差点の向こうが駐車場だ。
 今回で10回目の六甲高山植物園の訪問だ。3〜4月の早春から晩春にかけて4回訪れているが、その年によって同じ花でも開花時期が異なり、大雑把な観察でもなかなか興味深いものがある。今回は私にとって少しオーバーワークだ。左足鼠径部の帯状疱疹を完治して1年半経過したが、後遺症の神経痛のため、2日間ほどは左足神経節の痛みにソロソロ歩きしかできなかった。もう一つ蛇足、何気なくWindows10を11にUpgradeしてしまったがトラブル続出、20年以上前から使っているソフトもあって種々対策を試みたが駄目、今更ソフト更新も本末転倒なのでWindows10にDowngradeする羽目になった。Upgradeは何事も慎重に!

 六甲高山植物園訪問日時  第 1回 2019年7月 5日  盛夏
                   第 2回 2020年6月 6日  初夏
                   第 3回 2021年4月12日 晩春
                   第 4回 2021年5月14日 初夏
                   第 5回 2021年7月18日 盛夏
                   第 6回 2022年3月21日 早春
                   第 7回 2022年4月18日 晩春
                   第 8回 2023年2月26日 冬季
                   第 9回 2023年7月18日 盛夏
                   第10回 2924年4月 1日 春季

 (芽吹き前のロックガーデン)    (植物園を後に東へ戻る)    (ドライブウエーを東へ)

  (鉢巻山手前の旧道へ左折)   (市境標識から白水道へ)      (笹藪の道を下る)

     (白水山三角点)         (ヤセ尾根を下る)      (砂岩尾根の展望所)

  (展望所から北を望む)          (白水峡)              (白水峡)

  (雑木二次林尾根を下る)     (県道出合登り口)      (有馬温泉瑞宝寺Pへ帰着)


★道で出会った花

        キブシ             ヤブツバキ          ナガバモミジイチゴ

     ミヤマシキミ            ダンコウバイ             ハンノキ

      ヒメオドリコソウ             フキ               アセビ

★以下六甲高山植物園にて

     ケスハマソウ            フクジュソウ            オオミスミソウ

    ショウジョウバカマ(白)        ザゼンソウ            シラネアオイ

     ホクリクネコノメソウ         ワサビ            ショウジョウバカマ

      ハルトラノオ              カタクリ            アワコバイモ

     ヤマエンゴサク           オオバキスミレ            ?

     ヒロハノアマナ          プリムラ・ロゼア        アラゲヒョウタンボク

    タンナゲンカイツツジ            ?            プリムラブルガリス

         ツクシ            ユキワリイチゲ          コガネミズバショウ

     ヒュウガミズキ           ミヤマカタバミ            トサミズキ

     キクザキイチゲ          オオイヌノフグリ             ?

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       六甲・摩耶・有馬
・2万5千分の1地形図  有馬、宝塚

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