★ひとこと 「高山植物の豊富な倶知安コースで成層火山の火口周回」
羊蹄山噴火口の父釜
★行った日 2015年7月15日(金) 曇一時晴 単独
2015年7月16日(土) 曇
単独
★コース
(7月15日)
羊蹄山半月湖P(19℃)=羊蹄山比羅夫登山口P4:45→二合目5:40→四合目6:20→7:18六合目7:25→7:57七合目8:04→八合目8:32→火口縁9:15→(1892.7m)羊蹄山三角点9:49→9:56(1898m)羊蹄山最高点→旧山小屋跡11:28→火口縁11:36→12:03八合目12:12→12:53六合目12:57→四合目13:37→二合目14:03→14:44比羅夫登山口14:54(R5)=16:54小樽港(フェリー)23:30
(7月16日)
舞鶴港21:30(R27)=綾部安国寺IC(京都縦貫道)=亀岡IC(府道407、府道46)=高槻0:00
(7月15日)
北海道シリーズ最終回の10座目は道央の美しい成層火山羊蹄山(ようていざん)だ。10年前に真狩(まっかり)コースをのぼっているので今回は高山植物の豊富な倶知安(くっちゃん)コースで山頂の火口を周回の計画だ。静かな半月湖Pで車中泊し、数台とまっている比羅夫(ひらふ)の登山口Pに移動して出発だ。
登山口からオオウバユリの点在するエゾマツの樹林の林道を30分ほどなだらかに進むと林道は終わって急な山道が始まる。すぐに1合目表示があり、避難小屋分岐点の9合目まで表示が続く。2合目手前に風穴があるが、岩の隙間から冷風は感じない。3合目辺りの見晴しのよい斜面から、霞んだニセコアンヌプリが望めたが平野部は暗雲が覆っている。4合目辺りからダケカンバが目立って増え始め、5合目を過ぎると薄いガスの中に入り、道端にクルマユリやハイオトギリを見かけるようになる。根曲がりのダケカンバの交錯した道を登り続け、8合目を過ぎると草花が目立ち始め、9合目の避難小屋分岐辺りはトカチフウロやミヤマオダマキなどが咲く花園だ。
(倶知安コース比羅夫登山口)(オオウバユリ点在の針葉樹林) (林道終点から山道へ)
(2合目手前の風穴)
(2合目を行く) (笹刈り払いの道を登る)
(ニセコアンヌプリを望む) (4合目を行く) (ダケカンバの道を登る)
(曲がったダケカンバの6合目) (高山植物が多くなる8合目) (9合目小屋分岐のお花畑)
メアカンキンバイがへばりつく砂礫帯を登ると火口縁だ。ガスに部分的に覆われているが雄大な景色だ。右下の母釜を眺めながら時計周りに火口の縁を進む。真狩分岐で母釜と父釜の間の火口縁を渡る道を分け、砂礫の堤を登りつめると羊蹄山三角点、そのすぐ先の岩頭が最高点だ。トカチフウロの群生する最高点下のお花畑で小休止後、周回スタートだ。
(花の多い砂礫帯を登る) (足元に咲くメアカンキンバイ) (火口縁)
(火口縁を時計回りに進む)
(右下の母釜) (火口横断の真狩分岐)
(父釜対岸のハートマーク) (羊蹄山三角点) (すぐ先の最高点)
(父釜の内壁、右端は最高点)
丁度ガスが晴れて火口全体を見渡すことができ、直径750メートルのお鉢はなかなか雄大だ。巻道を間違うこともあったが岩稜をへつったりしながら進み、火口縁の鞍部で真狩コスを左に分け、登り返して最高点で旧小屋跡の台地を経て下ると往路に合流だ。疲れがたまりにたまっているので、ゆっくりをモットーに慎重に下り、無事に登山口到着だ。小樽までの所要時間が不確定なので、とりあえず5号線で早めに小樽到着だ。フェリーの時刻まで余裕があり過ぎるので、近所のイオンをぶらぶらして時間をつぶす。乗船してすぐ風呂で汗を流して爆睡だ。
倶知安コースと山頂部の植物群落が天然記念物に指定されているだけあって、この時期華やかな草花を見ることができる。登山道の高度を上げるに従い、エゾマツからダケカンバに変わり、最後にハイマツ帯になる変化が割合はっきりしている。母釜や父釜の噴火口も雄大だ。
(7月16日)
静かな航海で定刻20:30敦賀港到着。綾部から新開通の京都縦貫道で順調に帰宅。
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 ニセコ・羊蹄山・暑寒別岳
・2万5千分の1地形図 羊蹄山、倶知安
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